

前回の50周年記念施策では、会社の沿革を記したパンフレットを作成し、採用活動の場や新入社員を対象に配布していました。会社沿革を深ぼった内容だったのですが、全体的に会社の事業や想いが伝わりづらいものでした。
弊社は社長が交代したことでトップダウンからボトムアップの組織に変わっていったのですが、その結果上の世代と若手社員とのギャップが大きくなっていたんです。そんな若手社員たちに、今までの想いやベテランの頑張りをもっとしっかり伝えたいと思いました。
マンガを導入するきっかけとなったのは、弊社が展開する通販サイトです。もともと、商品の使用方法の解説でマンガ使ったら面白いんじゃない?というアイデアが出ていたんです。小冊子という案もありましたが、誰でも読みやすい・理解しやすいという点で、今回の60周年記念施策ではマンガを選びました。
大満足です。確認期間などでスケジュールがずれ込んだときも都度対応していただけましたし、伝え方が難しいニッチな取扱商品についても、丁寧に取材してくださいました。
登場人物も「めっちゃ似てる」と社内で話題になっていました(笑)。こちらの希望にも快く応じてくださり、制作チームの皆さまがうまく調整してくださったという印象です。色がつかないとイメージがわかない部分もありましたので、ネーム→下絵→仕上げと、工程が変わるときにGOサインを出すところは少し緊張しましたね。
200部刷って社員に配布したほか、採用サイト・採用Instagramへの掲載、取引先や店舗での配架を行いました。求職者の方が結構見てくださり、面接の際に「マンガ読みました」と言ってくれたこともあります。
一番重視していた若手社員からの反響も大きかったです。いつもなら回覧を回しても確認印だけで済まされていましたが、今回の社史マンガについては「パーマンの歴史がこんな風に進んでいったのだと知れる良いマンガでした」「パーマンの歩みを知る良い機会になりました」など、普段は無口な若手社員までもがコメントをくれました。きっと響くものがあったんだろうな、と感じましたね。
ベテラン社員も「完成したマンガを読んで、とても懐かしい気分になりました」と喜んでくれたようです。また、社史マンガでは会社の変遷や商品開発の過程、どういう営業活動をしてきたのかなどが紹介されているので、今年4月入社の新入社員は「就職活動のときに読みたかった」と話していましたね。
本やパンフレットは、どうしても字を飛ばして読む人も多いと思うのですが、マンガは世代に関係なく読みやすかったのではないでしょうか。「この生意気な若手社員は誰がモチーフなのか」「このベテラン社員は絶対あの人だ」など、社員同士でも楽しく話題にしてくれていたことが嬉しかったです。
今回は周年記念施策ということでしたが、今後は採用活動や新入社員のオリエンテーションにもマンガを組み込もうと思っています。また、店舗に置いていた結果たくさんのお客様にも見ていただけたようですので、商品カタログの小冊子としてマンガを組み込むことも考えています。

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