業界初のビジネスプロデュース事業紹介マンガをHPで連載‼

－マンガを導入される前の課題はどのようなものだったのでしょうか？

DIが掲げるビジネスプロデュースという概念が世の中に十分認知されていないという課題がありました。

元々DIとしては2000年の創業時から、この概念・言葉を発信してきました。近年、多くの大企業のトップアジェンダの一つとして「事業創造」が挙げられる中、「ビジネスプロデュース」という言葉が広まった自体は嬉しいのですが、様々な解釈で使われている状況も事実でした。そうした中で、DIが言いたいビジネスプロデュースというのはこういうことです、ということを幅広い層に発信する必要があると考えました。

－実写などのその他コンテンツではなくマンガを選択したきっかけは何でしょうか？マンガという手法のどのような点に魅力を感じたかお聞かせください。

いわゆるビジネスパーソンのみならず、高校生や大学生、場合によっては中学生でも理解できるような形で、幅広い層へ、平易な形でこの概念を広めていくために、漫画という形態で発信することとしました。元々は、2015年に弊社が出版したビジネス書（『3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース戦略』三宅孝之/島崎崇）においても、ビジネスプロデュースの架空のストーリーを掲載しており、いわゆる読み物の形式で発信することの手応えも感じていました。

－マンガ活用で実現したかったことや、ターゲット層、こだわったポイントは何でしょうか？読者に求める態度変容などもございましたらお聞かせください。

主に学生や、若手のビジネスパーソンのコンサル志望者に対して、ビジネスプロデュース、及びDIを認知する取っ掛かりとなればという思いで制作しました。DIの社員は「綻びを繕うだけでは世の中は良くならない」、「社会を変える大きな事業を創造する」という思いで仕事をしており、その思いに共感する人に届いてほしいと考えています。そのため、大きな構想を描き、時には苦労も伴いながらも、仲間とともに切磋琢磨して実現に向けて行動する姿を描写しました。このストーリーを読んで、「こんなにスケールの大きく、面白い仕事があるんだ！」と感じてもらえる方がいれば嬉しい限りです。

－マンガ制作会社の中でトレンド・プロを選ばれた決め手は何でしょうか？また、選ばれる際に参考にした事例などがございましたらお聞かせください。

約10,000件の企業マンガと300冊近くのビジネスコミックを制作してきた実績とノウハウが決め手となりました。また、ビジネスコミック界隈で著名なシナリオライターにストーリー制作をご依頼できることになったのも決めての一つです。

－マンガの制作過程はいかがでしたでしょうか？制作にあたりこだわった点や、マンガ制作を通して得られたもの、気づきなどがあれば教えてください。

気をつけた点は、リアリティと読みやすさのバランスです。ビジネスプロデューサーの仕事について、DIとして語りたい部分は多くあり、時には地道な部分にこそ面白さがあることもあるのですが、リアルを追求しすぎるとマンガとして成立しません。そのため、敢えて実務的な苦労やビジネス上の詳細な議論にはできるだけ言及しないように意識しました。その一方で、変な誤解を生みかねない可能性も考え、各話について漫画の後に文章で補足説明のコラムを入れるなどの工夫をしました。

また、難しかったのは、ビジネスプロデュースという仕事の特徴や内容を理解していただく点です。エピソードやセリフに関しても、推敲に推敲を重ねました。社内外の方と何回もやり取りをし、自分たちの仕事を見つめ直すことで、ビジネスプロデュースの魅力が伝わるマンガに仕上がりました。

－マンガを公開した後の反響はいかがでしたでしょうか？

SNS等で反響も多数いただき、ドリームインキュベータにとってはもちろん、コンサル業界で働くことを考えている人に対してもポジティブな効果があったのではないかと思っています。コンサルティングの仕事の実態は外部からは分からないことが多いと思うので、マンガを通してわかりやすく「こういう仕事です」と伝えられたことは、非常に価値があることです。

－今回のマンガ活用を踏まえた今後の展望について、お伺いできればと思います。

ドリームインキュベータの企業としての魅力の一つは、まず「やってみよう」という前向きな雰囲気がとにかく強いところです。今回のマンガ制作プロジェクトも、そんな想いからスタートしました。これからも、世のビジネスパーソンが社会を前向きに捉えられるような“ドリームインキュベータらしい”発信をしたいと考えています。

株式会社ドリームインキュベータ

ビジネスにおける最も普遍的で有益な戦略コンサルティングスキルと、インキュベーションで培われるリアルかつ当事者的な経営力を融合することにより、「社会を変える 事業を創る。」をミッションに、新たな事業や産業の創造・成長支援を行う「The Business Producing Company」。