複数メディアに記事掲載!話題を呼ぶ広報施策とは?

野島運輸株式会社(氷川タクシー)

今回お話を伺うのは、埼玉県草加市でタクシー事業を展開する野島運輸株式会社(以下氷川タクシー)の皆様です。本施策では、マンガ制作ではなく、「PR支援」を行わせていただきました。初めての広報施策をされる氷川タクシーの皆様に並走する形で、企画立案サポート、プレスリリース作成&配信、メディアアプローチなどの支援を行いました。施策の結果も上々で、埼玉新聞・東武よみうり新聞、東京交通新聞などに記事掲載いただいた他、お客様から「記事見たよ」などお声がけもいただいているそうです。 

 ー氷川タクシーの採用について、PR活動をしようと考えたきっかけは何でしょうか?

自力で自社をPRすることが難しいと感じたことです。もともとX(旧・Twitter)はやっていましたが、Xは基本的にはフォロワーに向けて発信する媒体です。何かのきっかけでフォロワー外のユーザーに届いたり、フォロワーが増えたりしますが、対象は限られます。

そこで、戦略的なPR活動を行えば氷川タクシーを知らない人やXのポストでは届かない人にも情報を届けられると考えました。

そんな折、以前より面識のあった岡崎さん(トレンド・プロ代表、岡崎寛之)とお会いする機会があり、考えていたさまざまなことをお話ししたところ、実験的にPR活動をやってみようということになりました。

-その時、岡崎とは具体的にどんなお話をされたのでしょうか。

今申し上げた当社のPR活動に関する課題の他には、タクシー業界の現状などですね。ご存じのとおり、タクシー業界は人手不足が深刻な課題です。それを解消する手段の一つとして、ライドシェアが導入される見通しです。それを受けて、当社でも打ち出したいと考えている施策があります。今後そういうことをする際に対応できるノウハウを身に付けたい、とか。

あとは、今回の引きこもり支援の採用キャンペーンの話も。引きこもりの人や社会でうまくいかなかった人が人生をV字回復して再び活躍してもらうために、タクシー業界っていいと思うんだよね、という話もしました。

-トレンド・プロのPR支援の進め方はいかがでしたか? 

何しろ当社はPR活動が初めてのことだったので、プレスリリースとは何ぞや、という状態でした。それ以外にも伝えたいことをどのような形でどのように表現したらいいのか、全く分からなかったんですね。

トレンド・プロさんには、この情報とこの情報を組み合わせたら魅力的に見えるよとか、情報を見せるための着眼点を教えていただきました。また、私たちが直感的に考えていたことを、数値的根拠や論理立てを交えて仕立て直してくださったので助かりました。

当社と同じように、魅力的なポイントはあるけどそれをどうやって料理していいのか分からない会社さんは多いのではないでしょうか。なので、トレンド・プロさんがPR支援をしてくれると知ったら、引き合いが多くあると思います。  

 -プレスリリースの反響はいかがでしたか?

プレスリリースを公開したことで、埼玉新聞さんや東武よみうり新聞さんなどの媒体から取材があり、記事が公開されました。公開後にタクシーを利用してくれたお客さんが、「記事を見たよ、すごいね」と話しかけてくれたんです。しかも1日に何件も。タクシー協会でも「見たよ」と声をかけられ、注目されているなと感じました。

また、当社の従業員が社会に対してよい活動をしているという意識を持つようになったそうです。これが話題になることで、従業員のエンゲージメントが上がるとよいですね。

タクシー業界のPR活動というと、日本交通の川鍋さん(代表取締役・川鍋一朗氏)が思い浮かびます。しかし、それ以外のタクシー業界の代表がメディアに出たり、PRしたり考えを語ったりという事例はほとんど見られません。そんな中で、当社のメッセージを届けられたことは大きいと感じます。

-今後、PR活動を含め、どんな活動や施策を行いたいですか?

大きなビジョンを言うと、日本でとはいかなくても、埼玉県内や埼玉東部エリアにおいてお客さんから「あの会社いいよね、乗りたいよね」と言われるタクシー会社になりたいです。また、従業員から「この会社で働いて有意義な生活が送れる」と思ってもらえたら、業界内での生き残りにつながると考えています。

また、今年(2024年)の4月から日本型ライドシェアがスタートします。最初はエリアや時間帯が限定されているのですが、いずれは緩和されるでしょう。これにより、普通免許を持っている人がタクシー運転手のような働き方ができるようになります。そこで、いずれはライドシェア事業に参入して、人材確保をすることで当社のPR活動につながればと考えています。

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