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インナーツールにマンガを選ぶ企業が増えている理由とは?

従業員の教育やコミュニケーションのためのツール、いわゆる「インナーツール」にマンガを活用する企業が非常に増えていることをご存知ですか?
その背景として、コロナ禍や働き方の多様化、企業体制の変化などが挙げられます。


この記事では、そのような背景を解説しながら、従業員の理解を深めるためにマンガを活用する利点とは何か、そしてインナーツールとしてマンガが優れている理由についてお伝えします。


インナーツールとしてマンガ制作をする企業が増えた背景

トレンド・プロによると、2019年度から2021年度の3年間で、従業員支援を目的としたマンガ制作の売上が約7倍に急増しました。



マンガ制作の目的別では、それまで主流だった「社内報」や「教育研修」に加え、「価値観・バリューの浸透」が急速にトレンドとなっています。


この大きな要因の一つが世界的なコロナの影響です。テレワークが急速に普及し、多様な働き方が定着した結果、多くの企業で対面でのコミュニケーションや教育の機会が減少しました。
対面でのリアルな反応を確認しながらの研修が難しくなり、オンラインでの一方通行的な研修動画や資料だけでは理解度の確認が難しいという課題に直面した企業も多かったのではないでしょうか?


そこで注目され始めたのが、インナーツールとしてのマンガです。マンガのわかりやすさや使いやすさ、気軽さが需要に合致し、受け身ではなく主体的に読み進められることが、従来のコミュニケーションの代替ツールとして評価されていると考えられます。


企業が直面する大きな課題とは?

課題はコロナ禍に限りません。現在、企業が抱える大きな課題の一つとして「インナーコミュニケーションのあり方」が挙げられます。インナーコミュニケーションとは、企業が従業員にメッセージを発信したり、従業員同士がコミュニケーションを取ることを指します。


終身雇用の価値観が薄れ、新卒から定年まで同じ企業で働くのが当たり前でなくなっている今、入社年度や世代、前職の経験が異なる人々が一緒に働くのが普通となり、社歴や経験による上下関係も希薄になっています。


また、顧客のニーズや経済動向が急速に変化する現代では、柔軟で迅速な対応が求められます。そのため、従来の年功序列やトップダウン型の伝達方法は意味を持たなくなっています。


今、求められているのは、従業員一人ひとりが生産性を向上させ、変化を迅速に察知して対応できる組織づくりです。そのためには、トップダウン型から脱却し、「従業員ファースト」のインナーコミュニケーションが必要です。
「従業員ファースト」の第一歩として重要なのは、企業と従業員が共に目指す方向を合わせることです。そのためには、企業のビジョン・ミッション・バリューに従業員が共感し、自分事として捉える必要があります。また、離職者を減らすためにはエンゲージメントの向上も考えなければなりません。
企業は、情報開示や研修、組織ルールなどのインナーコミュニケーションをよりわかりやすくし、従業員が自分事として理解し、行動に移しやすいように支援する必要があります。


では、どうやって?どこから始めればいいのでしょうか?
その悩みに対して、マンガが優れたツールとして活躍します!


インナーツールにマンガ制作が有効なワケとは?

マンガの最大のメリットは、
★疑似体験ができる
★学ぶ環境を自由に選べる
ことにあります!


ストーリー性があり、絵で状況を説明できるため、短時間で情報を伝達できる唯一無二のツールです。一方的な研修動画や文字だけの資料では理解しにくい経営計画やビジョン・ミッションなどの抽象的な内容も、視覚的にわかりやすく伝えることができます。


【疑似体験】



どう行動してほしいかをストーリーやシーンで具体的に描けるため、読み手は疑似体験しながら理解を深めることができます。たとえば、「企業の理念や社長の思いが浸透しにくい」という課題がある場合、マンガの主人公を社長に設定し、その思いに至る具体的なエピソードを盛り込むことで、文章だけの研修資料よりも思いや雰囲気を具体的にイメージしやすくなります。


【学ぶ環境を選べる】



動画視聴のような時間的拘束がなく、好きなタイミングで気軽に読めるというハードルの低さもマンガの魅力です。さらに、フキダシ内のセリフを翻訳すれば海外の従業員向けにも流用できるなど、使い勝手の良さも大きなポイントです。


コミュニケーションや教育の形が変化し続ける中でも、マンガなら企業が伝えたいことを従業員にわかりやすく具体的に伝え、社内で共通認識を持つことができます。
このような理由から、マンガを選ぶ企業が増えているのです。


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コロナ禍や働き方の多様化、従来の体制の変化など、現代の企業は目まぐるしく変わる動向に対応しなければなりません。
インナーコミュニケーションのあり方も、大きな転換期を迎えています。企業と従業員が同じ方向を目指すためには、企業のビジョン・ミッション・バリューを従業員に浸透させることが必要です。


トレンド・プロでは、意識の統一化を図るためのインナーツールとしてマンガを制作したい企業様を全力でサポートいたします!

トレンド・プロ_マンガ制作部
トレンド・プロ_マンガ制作部
10,000件以上のマンガ制作を担ってきたトレンド・プロのマンガ制作部です。ビジネスコミック、プロモーション用のマンガ制作、マンガ広告、社員教育用のマンガ制作など多様なニーズにこたえるマンガ制作の編集を担っています。