~多くの患者様を救う結果につながった~
今回インタビューさせていただくのは、東京外科クリニック院長大橋先生。同クリニックが提供する、鼠径ヘルニアと虫垂炎(盲腸)の日帰り手術の認知拡大を目的とし、それぞれ7ページのマンガ(冊子版は全8ページ)を制作しました。マンガは、クリニックホームページに掲載されている他、印刷物として患者様に配ったり、クリニックの外に設置することで通行人が手に取れるようにしたり様々な方法でご活用いただいています。
-マンガを導入される前は、どのような課題があったのでしょうか?
大橋先生:「日帰り手術」は日本ではまだまだ認知度が低いとは言え、同じ「日帰り手術」を売りにしている競合も多いのが現状です。ただ、「腹腔鏡手術による日帰り手術」は当院だけなんです。この点を差別化して認知を広めたいと考えていました。
また、当院の虫垂炎(盲腸)手術は痛みを一度薬で散らした患者様が根治のために行う手術なので、「今痛みを感じている」方は対象外です。その旨ホームページにも記載しているのですが、文章だとなかなか読んでもらえず、「今痛い」という方からの問い合わせも多かったのが課題でした。
大橋先生:当院の良さを理解できる、わかりやすいツールが必要でした。それにはやはりマンガがピッタリだと思ったんです。というのも、私自身、学生時代に「マンガでわかる」シリーズを読んで視覚的に理解できた経験があったからです。「マンガでわかる 統計学」など、その代表ですね。ですので、マンガを使うという構想としてはかなり昔からありました。
-マンガを活用され始めてからの成果はいかがですか?
大橋先生:患者様は基本的に当院の手術内容を理解してから来院されるようになりました。診察している時にも「マンガがわかりやすかった」と多くの患者様に言っていただけますし、こちらも基本的な説明は割愛できますので、効率が非常に上がりましたね。もちろん、他の要因もあるかとは思いますが、初診の患者様の平均所要時間がマンガ導入の前と後で20分から8分まで短縮できました。限られた時間を一人一人のクオリティを下げず対応できるため、より多くの患者様を救えるようになったと思います。 やはり、口で喋って説明するよりマンガの絵を見てもらった方が理解してもらえますね。人間って感情を伴った方が情報をインプットしやすいですから、マンガのキャラクターと自分を重ねて疑似体験できることが大きいです。
-マンガ以外の施策はされていたのでしょうか?
大橋先生:はい。雑誌に記事広告を出すなどしていましたが、どれも効果があまりわからず、長続きしなかったですね。駅などに広告を出すと毎月コストがかかってきますし。 その意味では、マンガはプロダクトとして納品されるので、納品後は当院のコンテンツとして様々な場面で活用できるので重宝しています。他のドクターにも是非使ってもらいたいですね。
-マンガの制作過程はいかがでしたか?
大橋先生:私は腹腔鏡手術の専門家ですから、説明したい内容は山ほどあります。しかし、それを逐一全て説明してしまうと、患者様ファーストにならないんですね。専門家視点だと患者様の気持ちもわかりにくくなってしまいますし。その点、トレンド・プロさんは患者様の視点に立って必要な情報、欲しい情報をうまく汲み取って、伝えるべき情報を取捨選択してマンガにしてくれたのでよかったです。
-マンガ内でお気に入りポイントはございますか?
大橋先生:当院の特徴を凝縮したこの1コマです。このコマは汎用性が高いため、プレスリリースなどにも入れ込んで※います。
※コマの切り取りは事前にご相談いただいております。
今後も、退院のガイダンスをマンガにしたり、BtoB(対医療機関向け)のマンガを作ったりしてみたいです。他にもFacebook広告などで使用できるマンガイラストも活用してみたいですね。 東京外科クリニック様のサイトはこちら https://www.tokyogeka.com/
「脱腸(そけいヘルニア)」のキズが小さく、痛みが少ない腹腔鏡日帰り手術を中心に、虫垂炎(盲腸)、胆石症、胆嚢ポリープ、大腸外科など腹部外科領域、小児外科、乳癌日帰り手術を行っています。2015年の開院後、2,000例以上の日帰り手術を行っています。
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