加入率が50%から90%に。庁舎内でも話題を呼んだマンガツールとは?

熊谷市職員労働組合

今回は、労働組合への加入率アップのために漫画を使用された熊谷市職員労働組合様にお話を伺いました。他の施策と合わせてマンガツールを導入後、加入率が90%超となったという今回の施策。マンガ制作時の工夫した点や、施策実施後のアンケート内容など、詳しく伺いました。

-マンガを導入される前の課題、マンガ導入前にやっていた施策はどのようなものだったのでしょうか? 

1年目の若い組合員の加入率が低かったため、これをあげることを目的に、マンガを制作しようと決めました。これまでは、全員に向けた15分ほどの説明会の後に、ワードでまとめた文章で組合について紹介する資料を配っていましたが、それだと組合について伝わりづらく、また、「労働組合」と言うとマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃいました。そこで、ポジティブなイメージで分かりやすく伝えたいと考えていたところ、マンガを思いつきました。

-マンガ活用で実現したかったことや、こだわったポイントは何でしょうか?

専門用語を使わないようにし、誰が読んでも分かるようなツールとすることに気を付けました。また、労働組合に持たれるマイナスイメージを正直に描いたことで、より親しめるコンテンツになったのではないでしょうか。他にも、マンガに登場する主人公や先輩をターゲットである1年目の職員に身近な年齢設定にしたことで、組合を身近に感じてもらう演出ができたと思います。

-マンガの制作過程はいかがでしたでしょうか?

とにかくご担当者様からのレスが早く、信頼できたためトレンド・プロさんに制作をご依頼しました。頭の中のイメージの共有って難しいことだと思うのですが、こちらのイメージをうまく汲み取ってマンガに落としてくれたため、非常にスムーズに制作できました。制作したマンガは1年目の職員に配るだけではなく、各部署にも少しずつ配布し、沢山の職員に見ていただきました。
 

労働組合への加入率が50%から90%に
 

-マンガの反響はいかがでしたか?

例年の労働組合への新卒の加入率は50~60%なのですが、今年は何と90%超となりました!マンガと並行して別の施策も行っていたのでマンガだけで、というわけではないのですが、マンガ配布後のアンケートでは非常に好意的な意見が多かったです。「読みやすくわかりやすかった」というコメントをはじめ、「面白い取り組みだと思った」「職場で大好評」など嬉しいコメントを沢山いただきました。マンガを読む前と読んだ後の組合への理解度を1~5で答えてもらう項目では、90%の人がマンガを読んだ後の理解度を「4」か「5」を選択していて、中には読む前の理解度が「1」だった人が「4」になるなどの結果が出ました。

行政の中でマンガを使うという取り組みはまだまだ目新しいため、今回の施策はとても注目を集め、私たちも庁舎内で色々な人から「マンガ読んだよ!」「おもしろいね!」と声をかけてもらいました。(笑)

―今後のマンガ活用についてはどのようにお考えでしょうか?

とても魅力的なコンテンツを作れたため、来年・再来年までこのツールを活用していきたいと考えています。

熊谷市職員労働組合

熊谷市職員労働組合は、熊谷市職員で組織され、定年まで安心して働ける職場環境を実現させるために活動しており、その中の女性青年部は、女性と若者の悩みに寄り添い、時には交流の場を設けるなど、「横のつながり」を意識して活動しています。また、近年では、新規採用職員の加入促進に向けて、身近に感じてわかりやすい広報活動を心がけています。

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