株式会社インフォディオ
今回お話を伺うのはソフトウェア開発を行うインフォディオ様。電子帳簿保存ツールの「Denho」の販売促進のため、全8ページのマンガ冊子を制作しました。冊子は、展示会で配布したほか、Webサイトにも掲載しています。展示会でのマンガの活用フェーズや、効果についてお聞きしました。
-マンガを導入される前の課題はどのようなものだったのでしょうか?
電子帳簿保存法のシステムに関する資料は、難しい内容になりがちです。その上、展示会の資料は読まずに捨てられてしまうことの方が多いんですね。なので、展示会での配布物でどうしたら記憶に残るアピールができるか、が課題でした。
-動画などのその他コンテンツではなくマンガを選択したきっかけは何でしょうか?
これまでも、動画コンテンツは外部発注で制作していました。例えば、ラップのリズムで『DenHo』を紹介するものは評判も良く、足を止めてもらうツールとして展示会でも活用しました。
一方で、先ほど申し上げた通り展示会の資料は読んでもらえないことが多い、という点が課題です。そこで、ベンチマークとしてノベルティやコンパニオンなど様々な資料配布の形を試しました。その中のひとつがマンガの活用です。
いくらわかりやすい説明を聞いたとしても、難しい資料を読むのは大変なことですよね。マンガであればテンポ良く読めて、スムーズに情報が入ってくるため、敷居を低くすることができます。さらに、マンガは手元にあればついつい開いてしまい、一度読み始めれば最後まで読んでもらえる確立が高いツールだと思っています。展示会でたくさんの資料を持ち帰り見返す際に、他社の資料との差別化ができるのではないか?と考えました。
また、パンフレットだけでは情報量がたくさん詰め込めず、伝えたいことを伝えきれない。かといって、営業資料で使っているような20ページもあるような冊子だと、展示会で持って帰るものとしては適さないですよね。そういった面でも、マンガの手軽さは配布資料に適していると思いました。
-マンガ活用で実現したかったことや、ターゲット層、こだわったポイントは何でしょうか?
今回のマンガのペルソナは、経理中心のバックオフィス業務をされている役職者の方、特に男性です。気を配ったところは、マンガの中がごちゃごちゃしないよう、説明が多くなりすぎないようにした点ですね。また、コマはやや大きめにしていただき、ストーリーのテンポを良くするような工夫もしました。
自分自身が他社さんのマンガを読んでいたときに、「読みづらい」「読むのが面倒くさいさい」と感じるものが多かったのです。そのような経験から、読みやすさには特にこだわりました。
-マンガ制作会社の中でトレンド・プロを選ばれた決め手は何でしょうか?また、選ばれる際に参考にした事例などがございましたらお聞かせください。
マンガ制作にあたり何社か検討をしましたが、トレンド・プロは制作実績が多く信頼できた、というところが大きな決め手ですね。
また、スケジュールがタイトである中で、仮にコミュニケーションがうまくできなかった場合に思った通りの作品ができるのか?というリスクを感じていました。お話を聞く中で、トレンド・プロなら単に漫画家に丸投げするのではなく、きちんとディレクションしてくれそうだ、という安心感があったことも理由のひとつです。 -マンガの反響はいかがでしたか?
社内から好意的な反響が多くありました。営業からは「ツールの選択肢が増える」という声が聞かれ、役員もマンガ制作に関しては「新しい試み」として歓迎してくれましたね。
さらに、このサービスとは直接的に関わりのない、製品の詳細やアピールポイントをわかっていなかった社員からも「強みやアピールポイントなど、自社製品に対する理解が深まった」という声が上がりました。
今回のマンガは6月末に納品してもらい、7月のDX展示会における資料配布の1つとして使用したのですが、2000部印刷したうち1000部を配布することができました。お客様と話すフックとしても、使いやすかったのではないかと思います。さらに、展示会での有効リード数も想定より多く、展示会でのマンガ活用が成功したと感じています。
インフォディオでは、 AI / SaaS 技術をベースとしたプロダクトの開発・販売を行っています。AI-OCR , NLP (自然言語処理技術)等の先進的なAI 技術を強みとしており、これまでにも官公庁や金融機関、大手企業など1150社以上のお客様へインフォディオのAI技術でDX支援しております。
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