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ビジネスコミックのターゲット層とは?マンガでわかる デキる人は「数字」で伝える

はじめまして。トレンド・プロ出版編集部の檜山萌子です!

今週から出版編集部のブログも始まりました。


このブログではビジネスコミックを作る上でのノウハウを

最新の制作事例を踏まえながらご紹介していきたいと思います。


さて、記念すべき第1回のメイントピックは7月12日に発売された

『マンガでわかる デキる人は「数字」で伝える』

私、檜山の編集担当作でございます。




(主人公の可愛いイラストが目印!)


タイトルから分かる通り

本作品のテーマは「数字」と「コミュニケーション」です。


「コミュニケーション」といえば、本屋さんでもよく見かけるトピックですね。

弊社が制作したビジネスコミックの中でも、『まんがでわかる 伝え方が9割』や『マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方』など、コミュニケーションを扱った書籍は売れ筋のものが多いです。

本作ではそこに「数字」という新たな要素を組み込み、よりビジネスシーンに適したコミュニケーションスキルについて解説しています。


マンガにすると読者層は変わりますか?


ビジネスコミックの編集をしていると、読者層についてよく聞かれます。

どんな世代が読むのか、男女比はどうなるのか、原著の読者層と変わるのかどうか、などなど。



年齢や男女比については、原著の内容や、設定した読者層で多少異なってきますが「原著の読者層と変わるのかどうか」という問いには、はっきりとお答えすることができます。


明確に変わります


では、どのように変わるのか。

「普段文章を読まない人」に変わります。

ビジネスコミックの原著となる本は、多くは文字の本です。

図解や写真集のようなものが原著となるのは極まれです。(全くないわけではないですが、ほとんど聞いたことないレベルだと思います。コミカライズしてみたい気はします)


『マンガでわかる デキる人は「数字」で伝える』でいえば、コアターゲット層は「文字の本だとあまり読む気がしない、しかも、数字が苦手な社会人2年目~5年目」です。


これは層の違いというよりも、属性の違い、と言えるかもしれません。


文字の本の購買者は「文字の本を読む習慣がある」というタイプの読者。コミックの購買者は「マンガを読む習慣がある」というタイプの人。

ビジネスコミックのターゲットは、両者の間に立つような人々。

本屋でマンガの棚にも立ち寄るし、チラッとビジネス書の新刊にも目を向ける。気にはなるけど、ビジネス書をきっちり読む時間と気合はちょっと……というような、そんな人たちがメインのターゲット層となります。

ちなみに、ビジネスコミックを一度買ったことがある人は、その後も入門書として文字の本ではなく、ビジネスコミックを選ぶ傾向が強いようです。

以前は、入門書として新書が選ばれることが多かったのですが、若い世代にとっては、ビジネスコミックがそのポジションを担っているとも言えますね。


「文字の本は読むのが面倒」と思っている層に、作品のメッセージやスキルアップのノウハウを伝えるためにはどうすればいいか。次回は作品の満足度を決める「難易度」についてお伝えしようと思います