【Webマンガ】ワインの基礎知識を面白かしく伝える
【漫画化の目的】
ワインの気軽な楽しみ方を訴求し、ワインブランド「ワールドセレクション」の販促につなげたい
【漫画のターゲット(読者)】
30代女性中心
【漫画の活用方法】
WEBサイトで公開。イラストを流用し店頭POPなど販促物にも活用。
メルシャン株式会社
キリングループの一員として、ワインを中心とした酒類の製造・販売を行う。日本のワインのリーディングカンパニー。
マンガを活用しワインに対するハードルを下げて、購入を喚起したい
「ワールドセレクション」は当社が2017年2月に発売した新しいワインブランドで、私は立ち上げから関わっています。このブランドはほとんどの商品が、単一のぶどう品種から作られていることが大きな特徴です。ワインのライトユーザー・ミドルユーザーが「ぶどう品種」というワインの楽しみ方を知る、入り口になるようなブランドを目指しています。
そして、この「ワールドセレクション」のプロモーションをするにあたって、「気軽な雰囲気でワインの基礎知識を伝えることで、購入を促したい」と考えました。そこでイラストやマンガを使うというアイデアが浮かんだんです。
当社は「ワインすき!」というオウンドメディアを持っていて、そちらで既にトレンド・プロさんに「ガチで使える!ワインマナー」「ガチで極める!? ワイン道」というマンガを制作してもらっていました。そちらも好評だったので、トレンド・プロさんにお声がけしたんです。
「ゆるかわ」なマンガのタッチで、良い「ギャップ」作りに成功
その後、数か月の準備期間を経てスタートしたのが「おうちワインのおいしいヒント」というWEB連載コンテンツです。
特にこだわったのは、絵のタッチでした。女性誌の挿絵で活躍されているような、子供っぽくなりすぎない、けれども親しみやすい絵柄をオーダーしたところ、トレンド・プロさんはまさにイメージ通りの漫画家さんを提案してくださいました。
「ワールドセレクション」のパッケージや公式ブランドサイトは真面目で上品なイメージなので、あえてそこに可愛くゆるい雰囲気の絵をぶつけることで、オン・オフを作るというか、狙い通りの良い「ギャップ」が作れたと思っています。
この「ギャップ」は、ワールドセレクションの主な販路であるスーパーマーケットでも好評でした。イラストを買い取って店頭用のPOPを制作したところ、「ぶどう品種の擬人化イラストが売り場で目立つ」「料理のイラストが使いやすい」など、好評を頂きました。引き続き、店頭用デジタルサイネージなどにも活用を検討しています。
マンガ効果、WEBキャンペーンの応募が想定の1.5倍に!
この「おうちワインのおいしいヒント」では、マンガを読むフックになると考え、プレゼントキャンペーンを実施しました。マンガを最後まで読まないと応募できない作りですが、結果的には予測していたキャンペーン応募者数の1.5倍もの応募がありました。当時は特に広告も打っていませんし、自社のメールマガジンなどで告知しただけでしたので、反響に驚きました。
さらにその後、マンガをアニメ動画にして、facebookやTwitterの動画広告として配信したところ、こちらも想像以上のクリック率となっていました。
当初は、このWEB連載は2017年中に4回更新をするイメージで依頼していました。ですがこのように良い結果が出ていますし、「ワールドセレクション」自体も売れ行きが好調のため、2018年度中に5回目の更新を検討しています。
今後もこの「おうちワインのおいしいヒント」を、「ワールドセレクション」の販促に活用していきたいですね。