マンガ制作を「まるごと委託」する方法とは？
最近ではSNSや雑誌など色々な場所でマンガを見かけることも多くなりました。とはいえ実際にマンガ広告を制作したことがない企業が多いことは事実です。初めてマンガに挑戦するときは、わからないことも多く、制作会社にまるごと依頼したいと考える方も少なくないと思います。
この記事では、初めてマンガ制作をご依頼するお客様からよく聞かれる、以下の質問にお答えします。
・マンガ制作を依頼するとき、自社でストーリーを考えないといけないの？
・マンガについて詳しくないんだけど…完成イメージが全く決まっていなくてもいいの？
・そもそもどうやって依頼すればいいの？依頼前に決めておくべきこと、用意しておいた方が良いことは？
ストーリーは考えなくてもOK
ストーリーはマンガ活用の結果を左右する重要な要素ですが、ご依頼時はノープランで大丈夫です！マンガ制作に精通したスタッフが、お客様からヒアリングした内容に合わせて最適なストーリー、構成、絵のタッチや制作後の活用までご提案します。もちろん、大まかな話の流れやマンガのイメージを事前に考えていただけると、ご要望・イメージに近いストーリーをご提案しやすくなります。
マンガの完成イメージは事前に決めなくても問題ございませんが、一方で、お客様に事前に決めていただきたいこと、用意していただきたい情報もあります。その詳細について、以下でご紹介します。
マンガ制作を「まるごと委託」する前に押さえておきたいポイント
■ターゲット〈誰に〉
まずはマンガのターゲット、「このマンガの読者は誰なのか？」を共有いただきたいです。
例えば広告マンガであれば作品で取り上げる商品・サービスのターゲットが読者であり、採用マンガであれば就活生や転職活動中の方が読者になります。
また、どのような悩みやニーズを持っているのかといった“ターゲットの属性”も掘り下げていただけると、より刺さる作品になるでしょう。例えば高保湿を特徴とするハンドクリームの広告マンガでは、単にターゲットを「女性」とするだけでなく、「水仕事が多く手荒れに悩んでおり、高保湿のハンドクリームを求めている20～30代女性」といったように詳細にお伝えいただくと、マンガで読者に伝えるべきメッセージがより明確になります。背景やターゲット像がはっきりしていると、ターゲットに「自分ごと」だと認識してもらいやすくなり、届けたい人々により届くマンガになるのです。
■伝えたいこと〈何を〉
また、「マンガを通して、読者に何を伝えたいのか？」を明確にしていただくことも大切です。
広告マンガであれば商品やサービスのメリット、社員教育マンガであれば社員に何を教えたいのか、がそれに当たるでしょう。マンガに限らず小説やドラマといった物語のあるものは、伝えたい内容がはっきりせずブレてしまうと読者の印象に残らなくなってしまいます。制作を始める前に、マンガ制作会社としっかりと認識を共有しておくことが重要です。
■目的〈なぜ〉
マンガを活用することで、最終的に達成したい目的も明確にしておきましょう。
WEBに誘導したいのか、はたまた電話問い合わせを増やしたいのか、ブランドイメージを向上させたいのか…等々。その目的を達成したい背景（＝今抱えている課題）も共有いただけると、課題解決のご提案がしやすくなります。
■スケジュール〈いつ〉、媒体〈どこで〉
「どの時期に、どのような場所・媒体で読者にマンガを届けるのか」というイメージがあれば依頼時にご連絡ください。例えば、「〇月〇日に開催予定の自社イベントに来たお客様」に配る「パンフレット」にマンガを使いたい──など。ここまでイメージが決まっていると、「イベントに間に合わせるにはどのようなスケジュールで制作する必要があるのか」「媒体に合わせたマンガにするにはどのような構成がいいのか」など、制作において重要なポイントをより詳細に決めることができます。
企画提案できるところにマンガ制作を委託しよう！
最後にお伝えしたい重要なポイントは、制作スタッフの「企画・提案力」についてです。企画力・提案力とは、これまでご紹介した「誰に、何を、なぜ、いつ、どこで」の情報をもとに、どのようなマンガを作るのがよいか、どうターゲットに届けるのが効果的か──などを考える能力です。このスキルによって、制作物のクオリティや活用後の結果に大きく差が生まれます。マンガの企画構成をビジネス経験の浅い作家に任せてしまい、マンガ活用の結果が失敗に終わるケースも多いため、マンガ制作会社を探す際のポイントとして企画・提案力も意識しておくとよいでしょう。
マンガ制作を依頼するうえで、マンガのストーリーや完成イメージを事前に決めておく必要はありませんが、５Wにあたる「誰に、何を、なぜ、いつ、どこで」を明確に共有していただけると結果が出やすいマンガを企画提案することが可能になります。
もちろん、５Wがまだ決まっていない状態でも、弊社スタッフと相談しながら決めていくこともできますので、少しでもマンガ制作に興味がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください！
