
理念は掲げただけでは意味がない?理念浸透に必要な“共感”と“行動”を生む方法とは
「経営理念を策定したものの、現場には全く浸透していない気がする」
「ミッションやビジョンを掲げたけど、社員が自分事として理解していない」
そんな悩みを抱える企業は少なくありません。
企業が掲げる理念は、組織の方向性を示し、判断や行動の軸となるものです。しかし、どれだけ立派な理念を打ち出しても、それが社員一人ひとりの行動に結びついていなければ、経営の“実効性”を失ってしまいます。
なぜ理念は浸透しないのか?
理念が浸透しない理由として、よくあるのが以下のようなものです。
・抽象的な言葉で書かれていて、イメージしづらい
・現場業務とどう関係があるのかがわからない
・朝礼やポスターで形だけ共有されている
・発信側の“伝えたつもり”で終わっている
つまり、「理念があること」は伝わっていても、「それが自分にどう関係するのか」「どう行動すればいいのか」まで落とし込めていない状態が多いのです。
理念浸透には“腹落ち”と“共感”が必要
理念を本当に社内に浸透させるには、「知っている」状態では不十分です。
社員が理念を腹落ちして理解し、共感し、自分事として捉え、行動に移せることが求められます。
そのためには、理念の内容をわかりやすく・具体的に伝えるだけでなく、心に届くストーリー性や、個々の業務とつながる実感を持ってもらう工夫が必要です。
“マンガ”という手段で理念浸透を図る理由
そこで、近年注目されているのが「マンガ」を使った理念浸透の手法です。
マンガは、文字だけでは伝えきれない理念の背景や想い、社員に期待する行動イメージなどを、ストーリーとビジュアルで直感的に伝えることができます。
また、読み手が自分と重ね合わせやすいストーリー設計にすることで、「自分もこうありたい」「これは自分のことだ」と感じてもらいやすくなり、理想の自分事化が自然と進みます。
理念浸透を目的としたマンガ制作事例
ここからは、トレンド・プロが担当した理念浸透に関連したマンガ制作事例を2件ご紹介いたします!
■日鉄エンジニアリング株式会社様/中期事業計画の浸透
中期事業計画について、特に入社年次の浅い若手社員や、他部署から異動してきた社員など、計画策定に直接携わることの少なかった社員にいかに理解してもらうかが課題となっていました。
そこで、同社の中期事業計画を社員向けにわかりやすく解説する28ページのマンガ冊子を制作しました。若手社員を主人公とし、中期事業計画に対しての理解が不明瞭な部分を読者が主人公と一緒に学べる内容となっています。
さらにマンガ内にはコミカルなキャラクターを登場させ、難しい事柄を面白く紹介。
また、解説をしっかりと設けることで、文章での理解も促しています。
制作したマンガは社内のポータルサイトでも公開され、部門を超えて広く読んでもらえるツールとしてご活用いただいています。
読後のアンケート調査では、「なんとなく理解が深まった32%」「背景・概要が明確になった30%」「とても学びになった25%」という、9割近くが評価する結果に!
同社がマンガ施策に取り組むのは初めてであったこともあり、他部門の役員まで含めて大変な反響となりました。
■株式会社リソー教育様/創業者の想いやビジョンを後世に
コロナ禍で社員研修の場が限られていたこともあり、創業者の想いやビジョンをまとまった形で後世に残し、社員に共通認識を持ってもらうにはどうしたらよいかという課題がありました。
そこで、従業員への教育・理念浸透ツールとして、今ではメジャーになった完全個別指導塾を実現するまでの37年の挫折と成功の創業物語を20ページのマンガにしました。
マンガ公開後、「マンガ読んだよ」「よくできているね」など役員・社員から嬉しい反響が!
全従業員に必ず行き渡るよう、全事業部に配布するよう通達されるなど
社員全員が共通認識を持てるマンガツールとしてご活用いただいています。
理念は、ただ掲げることだけでは組織に力を与えることはできません。
社員一人ひとりが「理解し」「共感し」「行動に移す」ことができて、はじめてその価値が発揮されます。
そのためには、理念の内容や言葉そのもの以上に、どう伝えるか・どう共感を引き出すかが重要です。マンガのようなビジュアルコンテンツを活用することで、理念をより深く、より感情に訴える形で伝え、組織全体のベクトルを揃えることができます。
弊社にご相談いただければ、過去の制作実績13,000件の中からお客様のお悩み解決に近いマンガ活用事例をご紹介いたします。
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