【IR】個人投資家にIR情報をマンガでわかりやすく伝える
【漫画化の目的】
投資家へ事業内容を伝える
【漫画のターゲット(読者)】
個人投資家
【漫画の活用方法】
投資家向け説明会等で配布
MediciNova, Inc.
(メディシノバ・インク)
臨床開発・製品化に特化した、日米資本の創薬ベンチャー企業。
マンガで事業の有望性を投資家にアピール
国内の投資家へ向けて弊社の取り組みをわかりやすく伝えるために、IR情報誌をマンガで制作していただきました。弊社は本社をアメリカに置く、いわゆる“創薬ベンチャー”企業です。業務として新薬の開発を行っており、そのための資金を日米両方の投資家から募っています。
現在すべての新薬は開発の途中です。そのため、完成した実物の製品というものはまだありません。また、開発のプロセスにしても工場などの設備があるわけではなく、臨床試験の繰り返しですので、傍から見たら弊社の業務というのは何をやっているのか非常にわかりにくいのです。目に見えない取り組みを、どうしたら投資家の皆様にわかってもらえるのか。その方法を模索していたときにモテカブ(日本インベスターズサービス)様からマンガの使用を提案され、「これはいける」と感じました。アメリカに比べて圧倒的に個人投資家からの出資が多い日本では、マンガによって投資家の感情に訴えかける方法が有効だと思ったんです。わかりにくいものをわかりやすく表現できるという点で、弊社のビジネスモデルともマッチしていましたしね。
もっと感動させるストーリーを
実際にマンガが完成すると、「もっとお金を使うべきところがあるんじゃないのか?」というお叱りの言葉もありましたが、同時に「わかりやすくて良いね。」というお褒めの言葉も頂戴しました。弊社は投資家の皆様から募ったお金で事業を行っていますので、確かに潤沢な余剰資金があるわけではありません。それでも読んでもらえないものを作ってもしょうがありません。その点、マンガに関してはより多くの方に最後まで読んでいただける可能性は高いです。実際に、昨年行われた投資家向けのイベントで配布した際には、「マンガでわかりやすく書いてあります」と伝えると手にとってもらえる確率が高かったです。
今後の希望としては、もっと読み物として面白い、感動できるものを作っていただけるとうれしいですね。業界のイメージやページ数という縛りがある中では難しい部分もあるのでしょうが、読んだ人が感動して「この会社の株を持ってみたい」と思ってくれるようなマンガになると素晴らしいですね。そのあたりは更なる改善の余地があるのではないでしょうか。
担当スタッフの企画意図
ユニークで先進性の高い事業を、岩城CEOの創薬への想いを交えつつ、親しみやすいよう描きました。
担当:三好裕紀(トレンド・プロ)