企業の採用活動のための漫画制作事例3選
新卒採用は、企業の人材育成にとって重要な戦略の一つです。近年は少子高齢化や終身雇用制の崩壊などの要因により、優秀な新卒社員を確保することが企業にとって困難になりつつあるという報道もあります。
そのため、企業は優秀な人材を確保するためにさまざまな施策を実施しています。2023年3月に大学を卒業する人を対象とした全国の民間企業の求人総数は70.1万件、学生の民間企業就職希望者数は44.9万人です(リクルートワークス研究所『第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)』)。
これだけの企業が求人を出し、これだけの学生が就職先を探している状況では、これまでの求人活動では優秀な新卒社員を確保しにくいことが分かります。
また、企業の規模や業界によっては独自の採用に関する課題を抱えているケースが見られます。弊社によるクライアント企業様へのヒアリングによると、中小企業は知名度が高くないことから質量ともに十分な人材が集まらないという課題があり、大企業は世界情勢やトレンドに対応できる人材の確保に苦戦する傾向があるようです。BtoB企業などは学生にとって事業内容をイメージしにくく、どのように説明したらよいのかという話をよく伺います。
弊社では、企業の新卒採用担当者の方に向けて、これらの課題を解決するためにマンガコンテンツを提供しています。
若い世代は子どもの頃からマンガに触れており、マンガに対して親しみを持っています。また、学習マンガを読んだ経験から、複雑な事柄でもマンガにすると分かりやすく読み取れる経験をしている人も多いと思われます。
そんなターゲットに向けて、マンガで会社の事業内容や制度を伝えることは、複雑な内容を視覚的にイメージしてもらいやすいというメリットがあります。おかげさまで採用を目的とした弊社制作のマンガは、多くのお客さまにご利用いただいています。
この記事では、弊社が制作した新卒採用のためのマンガコンテンツの事例を3つご紹介します。
マンガの中のフレーズを、学生が話題に出してくれるようになった
クライアント:昭和コンクリート工業株式会社
■漫画で解決したい課題
学生に事業内容を説明する際、コンクリートという専門的な内容を分かりやすく伝え、興味を持ってもらうことが難しい
■漫画への反響・効果(昭和コンクリート工業株式会社 管理部人事課 藤井様)
採用のためのガイダンス(説明会)でパンフレットとともに漫画を配布しています。学生が複数の資料を手に取ると、まず最初に漫画を読み始める光景を目にします。そのため、漫画で表現することで当社の硬いイメージを柔らかくすることに成功していると感じます。
漫画があることで、私たちもガイダンスで「詳しくは漫画をみてください」と言えるので、とても助かっています。
さらに、面接では漫画に登場する「2つのPC」というフレーズを話題に出す学生さんが増えました。それを聞くと「あ、漫画を読んでくれたんだな」と嬉しくなりますし、コミュニケーションのきっかけにもなっています。
以前は、当社にはこのフレーズは存在していませんでした。しかし、漫画を制作してからは当社でもこのフレーズを強みとして使うようになりました。このフレーズは、当社の事業内容を端的に表す分かりやすいフレーズだと感じています。
大学生の応募人数に関しては、漫画導入前後で変わりません。しかし、少子化でターゲットの母数が減る中で人数を維持できているのはよいことだと考えています。
■お客様の声(同上)
トレンド・プロさんは、コンクリートの特性や技術のことをとても熱心に調べてくれたんです!僕よりもコンクリートに詳しいんじゃないかと思うくらい(笑)。 専門的な内容もきちんと理解した上で易しくかみ砕いてくれたので、感動しました。
今後は、(漫画の主人公である新入社員)翔子ちゃんのその後を描いた第二弾でしょうか(笑)。動画への展開や、ファイルなどのノベルティグッズもいいですね。
実在する社員が登場する漫画で親近感を
クライアント:株式会社ビー・スタイル
■漫画で解決したい課題
他社とは違った採用コンテンツを作りたい
■漫画への反響・効果
(株式会社ビー・スタイル 人事課 松本様)
今回は、新入社員1年目の私が主人公の漫画を制作し、学生さんに配布しています。説明会では学生さんから「(漫画は)実話なんですか?」「松本さんが描いたんですか?」という質問をよくいただきました。この反応から、漫画にすることで当社や事業内容に親近感を持ってもらえた印象があります。
説明会では「HPのどのコンテンツを見たか?」というアンケートをとっているのですが、実際に「漫画を見た」と答える学生さんが多くいました。漫画を見てもらうと、学生さんと私たちの間に共通認識が生まれます。そのため、説明会ではより深い質疑応答ができるようになりました。
■お客様の声(同上)
漫画を製作する際には「多くの学生さんに、弊社に足を運びたいと思ってもらう」という落とし所から考えました。その結果、入社1年目だった私自身が主人公のストーリーにすることになりました。これで感情移入できるストーリーになり、親近感を持ってもらえるのではないかと感じました。
大企業と差別化できるツールいことが分かります。
また、企業の規模や業界によっては独自の採用に関する課題を抱えているケースが見られます。弊社によるクライアント企業様へのヒアリングによると、中小企業は知名度が高くないことから質量ともに十分な人材が集まらないという課題があり、大企業は世界情勢やトレンドに対応できる人材の確保に苦戦する傾向があるようです。BtoB企業などは学生にとって事業内容をイメージしにくく、どのように説明したらよいのかという話をよく伺います。
弊社では、企業の新卒採用担当者の方に向けて、これらの課題を解決するために漫画コンテンツを提供しています。
若い世代は子どもの頃から漫画に触れており、漫画に対して親しみを持っています。また、学習漫画を読んだ経験から、複雑な事柄でも漫画にすると分かりやすく読み取れる経験をしている人も多いと思われます。
そんなターゲットに向けて、漫画で会社の事業内容や制度を伝えることは、複雑な内容を視覚的にイメージしてもらいやすいというメリットがあります。おかげさまで採用を目的とした弊社制作の漫画は、多くのお客さまにご利用いただいています。
この記事では、弊社が制作した新卒採用のための漫画コンテンツの事例を3つご紹介します。
漫画の中のフレーズを、学生が話題に出してくれるようになった
クライアント:昭和コンクリート工業株式会社
■漫画で解決したい課題
学生に事業内容を説明する際、コンクリートという専門的な内容を分かりやすく伝え、興味を持ってもらうことが難しい
■漫画への反響・効果
クライアント:株式会社ピーエスシー
■漫画で解決したい課題
大企業と比べると採用マーケットでの認知度が高くないため、採用戦略を模索していた
■漫画への反響・効果
(株式会社ピーエスシー 人事部 ヒューマンリソース課 金子様)
先日、大阪の就活イベントではじめて漫画を配布しましたが、以前と比べて学生の反応が明らかに違いました。
まず、当社のブースの前で通行する学生に向けて資料を配布しました。漫画を最前面にして「どうぞ」と差し出すと、学生が「あっ、面白そう」という顔で受け取ってくれました。
また、会場指定のパンフレット設置コーナーにも漫画を含む当社の資料を置きましたが、1,000部用意して持っていた資料が、イベント終了の4時間前には全てなくなってしまったのです。短い時間の中で1,000人の方が興味を持ってくださったことは、本当にすごいことです。
その日の学生のブースへの着席数は、イベント参加企業の企業平均が153席だったのに対し、当社は倍近い296席を記録しました。大企業も多く来ているイベントでは知名度の低い企業は苦戦することが多いので、この数字には圧倒されました。
■お客様の声(同上)
学生にとって(当社の事業領域である)IT業界はぼんやりとした印象で、自分がどう活躍できるのか、何ができるのかイメージが難しいという課題があります。そのため、言葉で説明しても、写真を見せてもどうしてもピンとこないようです。その点、漫画はストーリーとビジュアル、また親しみやすさがあり分かりやすく伝えることができると考えました。
試行錯誤の末、実在する新入社員をモデルに、彼が活躍するストーリーを作り上げました。学生に近い立場の主人公で、読み手に共感を持ってもらうことを意識しました。
もう少しページが増やせるとより深みのあるストーリーを描けたかとは思います。しかし、説明会で漫画の効果がはっきりと数字で確認できました。また細かい注文にも応じていただき、今回の制作には大変満足しています。
今回の記事では、企業の採用活動にご利用いただける漫画制作の事例を3つピックアップしてご紹介しました。弊社はこれらの事例以外にも、多数の漫画を制作してきた実績があります。
ご相談いただければ、過去の制作実績の中からお客様のお悩み解決に近い漫画活用事例をご紹介します。また、もしご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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