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パーパスバリュー浸透で組織の力を高める!〜マンガ制作事例もご紹介〜

「パーパス経営」。近年、経営論でよく耳にするようになってきたワードです。しかし、実際に「パーパス経営」に取り組んでいる企業はまだまだ少ないのが現状です。「パーパス(Purpose)」とは、目的や意義を指す言葉で、そこから経営論では「会社の存在意義」として使用されています。


弊社トレンド・プロでも、2023年にパーパスを制定し、社内浸透を図るため数々の施策を実施してまいりました。

制定に至った背景として、2021年に2代目社長が引き継ぎ、従来の「マンガ制作会社」から「企業の課題をマンガを起点に多角的に解決する会社」への転換を図ろうとさまざまな取り組みをしてきた経緯があります。しかし、事業成長を目指す上で社員から「何を軸にしたら良いかわからない」という声が多くあり、本質的で明確な指針が一つ必要になってきました。
そこで、人材開発やパーパス経営のコンサルティング事業を展開する天平株式会社の代表で、さまざまな企業のパーパス設定をサポートされている菊地天平氏に依頼し、パーパスの制作を進めました。


本記事では、弊社のパーパス制作〜浸透への取り組みをはじめ、クライアント企業様のパーパス浸透施策においてマンガをご活用いただいた事例までご紹介いたします!


マンガ制作に留まらない!トータルプロデュースまで行うトレンド・プロのパーパスとは?

大まかな流れとしては、まず会社の歴史や課題、さらに経営者の原体験を振り返り整理する作業からスタート。
複数回ミーティングを重ね、その後は社会の課題や実現したい未来について意見を出し合うフェーズへ。
そして、これまで話し合ってきた内容や出てきた意見を踏まえて、パーパスやコアバリュー(パーパスを体現するために核となる価値観)を検討していくという流れで進めていきました。


そこで実際にどのような話し合いがされたのか等は、トレンド・プロ公式noteに連載形式でまとめておりますので、
少々長いですが、ご興味をお持ちいただいた方はぜひお読みいただけますと幸いです!


『トレンド・プロ、パーパス経営へ乗り出す!!〜その一部始終を赤裸々に公開!①〜』
https://note.com/tp_sugihara/n/n98a4d6bb1726


紆余曲折を経て、最終的に出来上がったパーパス&バリューは以下の通りです!


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■トレンド・プロのパーパス

マンガ+αで世界中の「伝えたい」に革命を
〜「伝えたい」〜に革命を起こすことで、受け手の自己決定を支援する


選択肢にあふれているこの時代。それらを吟味してより良いものを選ぶことができたら、どんなに幸せなことでしょうか。しかし実際には、「選べない・選んでも自信が持てない」という状況があります。
これでは発信者も受け手も、だれも幸せになれません。
トレンド・プロはそんな情報社会において、マンガ+αで発信者の「伝えたい」に革命を起こし、受け手の「考える・理解する・判断する」を支え、笑顔あふれる社会を創っていきます。


■コアバリュー
・広く深く学ぶ
・固定観念をぶち壊す
・大胆に仕掛ける
・心揺さぶる体験を届ける
・共に未来を切り拓く
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パーパスや経営理念浸透のためのマンガ制作事例

さて、せっかく制作したパーパス&バリューですが、制作するだけで止まってしまっては意味がありません。
いかに社員に浸透させ、かつ愛着を持ってもらい、さらに自身で体現してもらうことが重要です。


弊社では、数々の浸透施策を行なっていますが、その一部をご紹介いたします!


①バリュー体現エピソードの社内共有&マンガ化



社内のチャットシステム上で専用のチャンネルを作成し、自身がバリューを体現できたと思う行動や出来事をそのチャンネルに投稿するという取り組みを行いました。
共有する内容は大きなものから小さなものまで幅広く、さらに仕事に限らずプライベートでの体現でもOKとし、社員が気軽に投稿しやすい環境づくりを意識しました。
また、投稿されたエピソードの中から特に優れているものをセレクトし、イラストやマンガ、さらに社員自身が声を吹き込んだマンガ動画にするなど、エピソードを募集するだけに留まらない試みを実践。
作成した作品は自社noteに掲載し、社内外に発信することでパーパスバリューに対する社員の意識を高めました。


②社員旅行でパーパスについて考えるワークショップを実施


社員旅行で福岡県太宰府に全社員で1泊2日し、その際にパーパスやその基盤となる会社の歴史等について学び・考えるワークショップを実施しました。
ワークショップの後半では、チームごとに分かれ、パーパスに基づいた新商品のアイデアを出し合いました。
普段あまり交流のない社員同士も共に意見を出し合うことで交流を深めることができ、今後につながる貴重な時間となりました。


パーパスや経営理念浸透のためのマンガ制作事例

■日鉄エンジニアリング株式会社様/中期事業計画の浸透


中期事業計画について、特に入社年次の浅い若手社員や、他部署から異動してきた社員など、計画策定に直接携わることの少なかった社員にいかに理解してもらうかが課題となっていました。


そこで、同社の中期事業計画を社員向けにわかりやすく解説する28ページのマンガ冊子を制作しました。
若手社員を主人公とし、中期事業計画に対しての理解が不明瞭な部分を読者が主人公と一緒に学べる内容となっています。
さらにマンガ内にはコミカルなキャラクターを登場させ、難しい事柄を面白く紹介。
また、解説をしっかりと設けることで、文章での理解も促しています。
制作したマンガは社内のポータルサイトでも公開され、部門を超えて広く読んでもらえるツールとしてご活用いただいています。


読後のアンケート調査では、「なんとなく理解が深まった32%」「背景・概要が明確になった30%」「とても学びになった25%」という、9割近くが評価する結果に!
同社がマンガ施策に取り組むのは初めてであったこともあり、他部門の役員まで含めて大変な反響となりました。


■株式会社リソー教育様/創業者の想いやビジョンを後世に


コロナ禍で社員研修の場が限られていたこともあり、創業者の想いやビジョンをまとまった形で後世に残し、社員に共通認識を持ってもらうにはどうしたらよいかという課題がありました。


そこで、従業員への教育・理念浸透ツールとして、今ではメジャーになった完全個別指導塾を実現するまでの37年の挫折と成功の創業物語を20ページのマンガにしました。


マンガ公開後、「マンガ読んだよ」「よくできているね」など役員・社員から嬉しい反響が!
全従業員に必ず行き渡るよう、全事業部に配布するよう通達されるなど
社員全員が共通認識を持てるマンガツールとしてご活用いただいています。


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本記事では、弊社のパーパス制作〜浸透への取り組みをはじめ、クライアント企業様の浸透施策においてマンガをご活用いただいた事例までご紹介しました。

パーパスバリューは作成したところで終わり、では意味がありません。その後の浸透施策が重要となります。 トレンド・プロでは、マンガ制作だけでなく浸透施策までトータルプロデュースが可能です。 マンガを起点としたパーパスバリュー浸透にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご相談くださいませ!

トレンド・プロ_マンガ制作部
トレンド・プロ_マンガ制作部
10,000件以上のマンガ制作を担ってきたトレンド・プロのマンガ制作部です。ビジネスコミック、プロモーション用のマンガ制作、マンガ広告、社員教育用のマンガ制作など多様なニーズにこたえるマンガ制作の編集を担っています。